海外FX業者を利用した詐欺行為、出金拒否といったトラブルに合った人がいるため、おすすめしないという口コミがあるのは事実です。
しかし、海外FX業者のすべてが危険なわけではありません。
今回は安心できる海外FXのチェックポイントについて解説していきます。
海外FXが危険と言われる理由
なぜ海外FXが危険と言われるか、理由を紹介します。
- 詐欺業者が存在する
- FX業者が倒産する可能性
- 日本の金融庁の許可を得ていない
詐欺業者が存在する
海外FXが危険と言われる理由の1つに、実際に詐欺に近い業者も存在した過去があるからです。
たとえば、過去には出金拒否になる前に豪華なボーナスキャンペーンで資金集めをしていたり、曖昧な理由で出金拒否になってそのまま音沙汰がないという業者も存在しています。
現実として起きた事実があるため、海外FX業者が危険と言われてしまうのは仕方ないことかもしれません。
そのため自分が「詐欺業者か安心できる業者か」を見極められるかどうかが重要となります。
FX業者が倒産する可能性
FX業者によっては、倒産すると預けたお金や利益が返金されない可能性があります。
海外FX業者に限らないことですが、当然会社が倒産すれば資金が返ってきません。
しかし、過去に倒産した海外FX業者「アルパリジャパン」は無事出金できたという口コミがネット上に広がっています。
信託保全を導入していたことにより出金ができたのですが、不安な人は「信託保全」が導入されているか確認しておくと良いでしょう。
日本の金融庁の許可を得ていない
海外FX業者の多くは、日本の金融庁の許可を得ていないこともあり危険だと言う人もいます。
しかし、あくまで日本の金融庁の許可を得ていないだけで、海外の金融ライセンスを取得している業者であれば気にする必要はないでしょう。
海外FX業者が日本の金融庁の許可を得ていないのには、理由があります。
日本国内の金融取引業者として登録してしまうと、海外FX業者の強みである「ハイレバレッジ」「ゼロカットシステムが使えない」「ボーナス特典に制限がかかる」ため、あえて登録をしていない業者がほとんどです。
そもそも日本国内に営業拠点を構えていなければ規制対象とはならないので、金融庁の規制対象外なのでトレーダー側は心配の必要はありません。
安心な海外FX業者を見分けるチェックポイント
安心できる海外ＦＸ業者かを見分けるには、いくつかのチェックポイントがあります。
運営会社の運営歴
海外FXを選ぶときは、運営元である企業が信頼できるかどうか見分けることが重要です。
とくに「運営歴が5年以上あるか」「日本向けサービス提供期間が長いかどうか」は確認しておきましょう。
海外FX業者の中には、途中で名前を変更したり運営会社が変わる業者もあるので、以前からの運営歴を参考にすると良いでしょう。
入れ替わりの激しい海外FX業界において長い期間生き残れていることは、信頼性があるサービスを提供していると言えます。
金融ライセンスを保有しているか
信頼できる海外FX業者の特徴として、金融ライセンスを保有しているかどうかも確認しておきましょう。
金融ラインセンスとは「認められた地域で投資事業や金融行為を行っても良いか」を許可するもので、厳格な基準をクリアしなければ獲得はできません。
多くの海外FX業者は日本の金融ライセンスを持っていませんが、まずは金融ライセンスを持っているかどうかが重要なポイントです。
金融ライセンスの信頼度は以下の通りです。
| 名称 | 発行元の国 | 取得難易度 |
| FCA（英国金融行動監視機構） | イギリス | 高 |
| CySEC（キプロス証券取引委員会） | キプロス共和国 | 高 |
| ASIC（オーストラリア証券投資委員会 ） | オーストラリア | 高 |
| FMA（ニュージーランド金融市場庁） | ニュージーランド | 中 |
| FINMA（スイス金融市場調査局） | スイス | 中 |
| IFSC（ベリーズ国際金融サービス委員会） | ベリーズ共和国 | 低 |
| FSC（モーリシャス金融サービス委員会） | モーリシャス共和国 | 低 |
| VFSC（バヌアツ金融サービス委員会） | バヌアツ共和国 | 低 |
| FSA（セーシェル金融サービス庁） | セーシェル共和国 | 低 |
ただし、取得難易度が高いFCAやCySEC、ASICは日本への営業を禁止しているので、あえて運営元の海外FX業者はマイナーなライセンスを取得しています。
実際にXMではFSCとFSAの2つのライセンスを取得しており、グループ会社ではFCAやCySEC、ASICといった難関ライセンスがあります。
- 海外FX業者は金融ライセンスを持っているかどうか
- 親会社やグループ会社で取得難易度の高いFCAといったライセンスを保有しているかどうか
このように二段階でライセンスを保有していると、信頼性が非常に強い業者と言えるでしょう。
出金スピードがスムーズか
海外FX業者によって、出金反映時間は異なります。
出金方法、出金申請タイミング、出金額によって異なりますが、早い業者は長くても当日中、おそい業者だと3営業日ほどかかるなど、大きな差が生じます。
なお、出金反映スピードに定評があるのは「FXGT」「XM Trading」の2社です。
FXGTは数分から数時間、XMは数時間～1日以内に出金されることが多いです。
過去に出金トラブルの経歴があるか
過去に正当な理由がなく出金拒否された経歴があるかどうかも確認しておきましょう。
出金トラブルの多くはトレーダー側の利用規約違反によるものや、入金と違う方法での出金といったルール外の行動が多いです。
トレーダー側のミスによる出金トラブルなのか、会社側の経営が傾いたことによる出金拒否なのかは見極めなければなりません。
大々的な出金拒否の場合はSNSで発信されることが多いので、「海外業者名＋出金拒否」などで検索してみてください。
口座開設前に問い合わせで対応を確認する
最後に、口座開設前に「実際に問い合わせをして」サポート体制を確認するのもおすすめです。
たとえば出金トラブルや取引の疑問点が出たとき、以下のようなポイントが重要となります。
- 回答内容が的確か
- 返信スピードが期待する早さかどうか
- 日本語に対応しているか
- 問い合わせ対応の種類が豊富か（メール、ライブチャット、電話、LINEなど）
英語が苦手なら完全日本語対応していないとコミュニケーションが難しく、期待通りの回答が得られないなど問題が生じてしまうでしょう。
また、返信スピードや回答内容が的確かどうかも確認しておくと安心です。
できれば問い合わせ対応の種類が豊富だと、リアルタイムはライブチャット、休みの時間や曜日はメールで問い合わせするなど、用途に応じて使い分けられます。
海外FX業者は安心できる業者を見分けるのが重要：まとめ
海外FX業者は危険と言われる事も多いですが、一部の詐欺業者によって危険と言われてしまっています。
安心できる業者かを見極めるポイントをまとめます。
- 運営会社の運営歴
- 金融ライセンスを持っているか
- 出金スピードがスムーズか
- 過去に出金トラブルがあるか
- 口座開設前に問い合わせしてサポート体制を確認する
海外FXは国内FXにはない「ハイレバレッジトレード」「ゼロカットシステム」「豪華なボーナスキャンペーン」など魅力的なサービスが豊富にあります。
自分で安心できる業者かを見極め、海外FXのメリットを享受してみてください。
